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ハズキルーペのCMは何がスゴいのか?
一流CMプランナーが語る演出の妙

2018年5月14日~17日、「Advertising Week Asia2018」が開催されました。マーケティング、広告、テクノロジー、エンターテイメントなどの幅広い業界が集い、未来のソリューションを共に探索する、世界最大級のマーケティング&コミュニケーションのプレミアイベントです。本セッションでは、日本のトップクラスのCMプランナー2人が登場。Softbankの白戸家シリーズなどを手がける澤本嘉光氏と、auの三太郎シリーズなどを手がける篠原誠氏らがクリエイターとしてのキャリアや、インパクトのあるCMなどについて語ります。

今、一番インパクトのあるCMは?


笠松 今日は、おもしろいことをたくさん聞きたいんですけど、今お2人が一番気に入っているCMは何ですか? それぞれ出身の代理店がある中で聞きづらい質問なんですけど、2人ともサクッと答えてくれました。

まず澤本さんが、ハズキルーペ?

澤本 ぜんぜん、ハズキルーペの一人勝ち。

(会場笑)

笠松 篠原さんが、ビズリーチ。あとは……。

篠原 けっこう前からあるSansanです。


ハズキルーペCMの巧妙さ


笠松 ハズキルーペが好き?

澤本 家でテレビを見ていて「提供はハズキルーペです」とあった瞬間にものすごく喜びましたもん。

(会場笑)

笠松 早く見たい?

澤本 そのために『サンデーモーニング』見てます。すごくリアルに言うと、良い点がいくつかあって。全部60秒なんですよ。この話をすると長くなるんですけど、CMは15秒で伝えられること、30秒で伝えられること、60秒で伝えられることがある。役割として15秒、30秒、60秒で、どれくらいの情報をしっかり伝えるか、わかって作っています。

CM60秒スポット、スポットじゃないのかな。60秒をけっこう大量に打っていて、(テレビのCMの)いい場所で放送されている。とすると、たぶん業績が上がっているから、ずっと続いていると思うんですけど。

60秒のCMの使い方として、「こういうのがあるよ」ということをちゃんと提示してくれているなと感じました。

笠原 最近あまりないですよね?

澤本 ないですね。でも60秒でも、ああいうふうな話し方や訴求をすると、みんな覚えてくれるようになる。というのが大きいところです。

もう1個ハズキルーペのCMで、僕たまに気になったCMのセリフを書くんですけど。あのCMのを書くと、ほとんど字が読み言葉なんですよ。

笠松 セールストーク。

澤本 セールストークなんです。つまりオリエンシートまんま書いてるみたいな。「字が見えなーい」とか言って。

(会場笑)

クライアントが言ってほしいことを全部文字化すると、ほぼストレートトークになるんですよ。それをストレートトークして、あそこまで過剰にやっていて、CMの最後で「大好き!」とまで言ってる。

つまりクライアントからすると、言ってほしいことを全部有名タレントが言ってくれて、ちゃんとエンターテイメントになっているのはすごく頭がいいと実は思っています。

とはいえ、自分で作れって言ったら作る自信はない。どっかでちょっと照れとか入っちゃうんですよね。素晴らしいのが、照れが1ミリもないということですね。

(会場笑)

笠松 確かにそうですね。

澤本 あの人(CMに登場する渡辺謙)は怒って紙投げてますからね。

笠松 (笑)。ありがとうございます。この話題50分くらいしゃべれるんですけど(笑)。次行きましょう。

引用 https://logmi.jp/294066